高砂市青年の家(高砂市高砂町)で8月17日~19日、「サマーミーツ」と題したお泊まり会が開催された。主催はNPO法人「高砂キッズ・スペース」。
対象は小学3~6年生の児童。2008年から夏休みのお楽しみ企画として「思いっきり遊ぼう!」をテーマに開き、今回で10回目。今年は市内を中心に94人が参加した。
期間中、「ラジオ体操」「きもだめし」「キャンプファイア」などが行われた。初日は、テレビ番組の企画をアレンジした「逃走中…か?」というタイトルで大人が子どもを追いかける鬼ごっこを開催。子どもたちは暑さを忘れて向島公園内を元気に走り回った。
同NPOの管寛和さんは「鬼ごっこで同じ場所に隠れる子や走り回る子もいる。遊びを通じて行動を選択することで、輝ける場所や自分の得意なことを見つけることもできる」と話す。
参加した児童の阿江夢可さん(小学6年)は鬼ごっこについて、「疲れたけど楽しかった。正面から大人が迫ってくるのがとても怖かった」と笑顔を見せた。浅成希美さん(同)は「友達と一緒に泊まれるのはうれしい。夜には、次の日の遊びの話とか好きな人の話をすると思う」とはにかんだ。
同NPO事務局長の竹内茂雄さんは「日頃、高学年の子どもたちは学童保育などで小さな子のために我慢していることも多い。『サマーミーツ』では自分たちが思いきり遊んでほしい」と話す。