加古川シティオペラ・ジュニア「チェルキオ」が3月6日、アラベスクホール(加古川市東神吉町天下原)で、ミュージックファンタジー「ONI GA SHIMA(オニガシマ)」を上演する。
同公演は、加古川市でさまざまな文化や芸術に触れる機会「加古川市文化まつり」の一環。童話「桃太郎」の舞台となる「鬼が島」がテーマ。当日は、桃太郎や金太郎、浦島太郎をイメージさせる「桃太・金之助・浦之助」が紙芝居の中に迷い込むストーリーを展開する。
イタリア語で「輪」を意味する子どもオペラグループ「チェルキオ」は今年で7年目を迎える。母体である「加古川シティオペラ」が20周年を迎えたことを機に2009年に発足した。現役のオペラ歌手が指導し、音楽や芝居を通じて子どもらの歌の輪を広げていきたいという思いが込められている。
今回の公演について、加古川シティオペラの代表、田代恭也さんは「当公演を題通り演出すると、子どもたち28人にせりふが足りない。脚本を書き足してオリジナルストーリーにした。より現代風にアレンジして楽しめるようにした」と話す。
道具の移動から芝居までを子どもたちだけで完成させる舞台で、昨年秋から稽古を重ねてきたという。「子どもの一生懸命な姿を見ると、大人でも目頭が熱くなる」と田代さん。稽古の途中でも、子どもたちが演技についてディスカッションをする姿や、(演じる)役に気持ちが入りどんどん自分を変化させる姿があるという。
「100%子どもが完成させる舞台。子どもの一生懸命な姿をぜひ見てほしい」と意気込む。
公演時間は14時30分~16時(開場14時)。入場無料(整理券が必要)。問い合わせはチェルキオ(TEL 090-8528-5334)まで。