高砂の銀座商店街で6月30日、「兵庫大学エクステンション・カレッジ2017夏期ワンコイン講座in高砂」が開催された。
同大が商店街の活性化に向けて設置した「交流拠点」で開催した同講座。「高砂銀座商店街の可能性を探る~商店街リバイバル物語を作れるか~」をテーマに、同大現代ビジネス学部の竹川宏子准教授が講師を務め、商店街の役割や意義についての考察や、商店街をリバイバルするための事例やアイデアの紹介など、90分にわたって講座を開いた。
当日は、同商店街の会長や商工会議所職員、地元の活動グループのメンバーなど約20人が参加。参加者らは時折メモを取りながら熱心に聞き入った。
参加者の一人で同商店街の会長・木村重夫さんは「いろいろとアイデアをもらえたので形にしたい。元のにぎわいには戻らないが、今後商店街がショッピングセンターとは違った『コミュニケーションの場』になっていければ」と話す。
同大学学長室主任の小林大輔さんは「昨年から東播二市二町の自治体などと連携協定を結び『連携オフィス』を設置している。その一つの取り組みとして、銀座商店街にも拠点を設置した。今後は、学生が大学の中で学んだことを地域の中で実践する機会として、この場を活用できれば」と話す。
木村さんは「高砂町内を元気にしようと、これまで『朝ごぱん市』などのイベントを開き、世代を超えたコミュニケーションが生まれる場を作ってきた。大学生が関わってくれることで、若い考え方やアイデアがもらえたら」と期待を込める。