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東加古川の「やきとり こけけ」が開店半年 明石の焼き鳥店が姉妹店

店長のセドリックさんと店主の清水愛子さん

店長のセドリックさんと店主の清水愛子さん

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 「やきとり こけけ」(加古川市平岡町)が東加古川にオープンして、9月10日で半年がたつ。

酒場の雰囲気を感じさせる店内

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 明石にある完全予約制の焼き鳥店「炭火焼鳥 燈乃鶏(ひのとり)」の姉妹店となる同店。「気軽に寄れる焼き鳥の店」をコンセプトに、3月10日にオープンした。

 酒場の雰囲気を感じさせる店内には、カウンター10席、2人がけテーブル4卓を用意。店名の「こけけ」は、「ここへおいで」の鹿児島弁と、「コケコッコー」をかけて名付けた。

 両店の店主、清水愛子さんは加古川市出身。食を通じた健康づくりに関心を持ち、これまで、野菜ソムリエのほか、栄養学やアレルギーなどについて学んできたという。同店の店長を務めるのはアンバ・ジョン・セドリックさん。清水さんとは共通の知人を通じて出会った。知人から、セドリックさんの専門学校での努力や頑張りを聞いていたという清水さん。姫路の日本調理製菓専門学校の卒業と同時に店長に抜てきした。オープンまでは、「燈乃鶏」の料理長、根本健一さんの指導を受けるなど、準備を進めたという。

 セドリックさんは「専門学校時代に1年間、焼き鳥店でのアルバイトを経験してはいたが、それでも自分に店長が務まるのか、不安しかなかった。それでも期待されていると感じたので、頑張ろうと思った」と当時を振り返る。

 人気メニューは「極上もも」「極上ねぎま」(以上275円)。同メニューは、同店が「抱き身」と呼んでいる刺し方で串打ちをする。もも肉を皮で抱くように巻いて串打ちするため仕込みに手間がかかるが、「もも肉のジューシー感と皮のパリッと感が口の中でより強く感じられるのが特徴」だという。タレは、足立醸造(多可町)の国産丸大豆しょうゆに、ニンニクやリンゴのほか、細かくばらした鶏肉丸一羽分を入れて2日間、沸かさないようじっくりと煮込んだものを使う。タレの味付けは甘目。

 ほかに、歯応えが特徴の種鶏を使った「ももの黒焼きファイヤー」(1,188円)は、炭に鶏油をかけて火力を強くし、「炭と鶏肉の香りが楽しめる一品」だという。

 清水さんは「店は通りに面していないので場所が分かりづらいが、SNSなどを通じて少しずつ認知度は上がってきている」と話す。セドリックさんは「周りの人たちの支えがあって今に至っている。出てきた課題をスタッフみんなで解決しながら、いい店にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は17時~24時(日曜は15時~22時)。火曜定休。

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