
「炭火やきとり 宮下倶楽部」(加古川市平岡町、TEL 090-8174-0737)が6月29日、東加古川にオープンした。
店主の宮下博文さんは香川県出身。同店を開くまでは会社員として働きながら、大阪の焼き鳥店で15年間、ホールや焼き場などを経験。出店場所は、宮下さんの妻の地元である同市内で検討していたところ現在の物件と出合ったという。宮下さんは「レトロな雰囲気や間取りのほか、お客さまと話ができる厨房に面したカウンター席が気に入った」とオープンを決めた。
店内には、カウンター席8席、5人がけテーブル1卓を用意。店名にある「倶楽部」は、DJがプレーする「クラブ」から名付けた。宮下さんは16歳でDJ活動を始め、所有するレコードは1000枚以上だという。店内にもレコードをディスプレーする。
鶏は新鮮な朝びき鶏を使う。国産の備長炭は遠赤外線効果で鶏に火が通りやすく、素早い提供が可能だという。「素早く焼き上げることで、鶏に油がとじ込められ、ジューシーでプリプリとした焼き鳥を味わうことができる」と宮下さん。焼き鳥の提供は皿盛りで、トングを使って焼く。
名物メニューは、「炭の香りがしっかりと楽しめる」という「ムネ肉のポン酢ネギまみれ」(980円)、火で軽く炙(あぶ)り、パサつきがほとんどないという「モモ肉の天然塩焼き」(1,280円)。「せせり」「こころ」「砂ずり」「はらみ」「ささみ」「なんこつ」「やげんなんこつ」「ぼんじり」「肝」「皮」や、一度コロッケにしてから作る、赤色の「ポテトサラダ」(以上380円)も「お薦め」だという。
宮下さんは「焼き鳥を食べながら、ゆっくりとした時間を過ごしてほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は18時~23時。火曜定休(8月からは火曜・水曜定休)。そのほかの休みはインスタグラムで知らせる。予約推奨。