
宮本武蔵没後380年を記念した講演会が7月6日、加古川市総合福祉会館(加古川市加古川町寺家町)で行われ、約150人が来場した。主催は宮本武蔵・伊織顕彰会。
地元にゆかりのある偉人を多くの人に知ってもらおうと開かれた同講演会。武蔵の子孫で宮本家15代目の宮本廣二さんも九州から駆けつけた。
講演会では宮本武蔵研究第一人者の一人で、放送大学特任教授・魚住孝至さんが登壇し、武蔵の功績などを紹介。武蔵の生誕の地は岡山県美作市や兵庫県太子町宮本地区など諸説ある一方、武蔵のおいの伊織が再建した泊神社(加古川町木村)の棟札に武蔵に関する記述があることから、魚住さんは「兵庫県高砂市米田町が有力」と話した。武蔵が著した兵法書「五輪書」から武蔵の生きざまなども解説。来場した女性は「学生の頃の歴史の勉強よりも、今この地で話を聞けて面白かった」と話していた。