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加古川の学生服リユース店がランドセルリメーク 小物やパスケースに

店主の喜多さんとリメークした小物

店主の喜多さんとリメークした小物

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 学生服リユースショップ「さくらや加古川店」(加古川市西神吉町)が2月16日、ランドセルリメークオーダーを始めた。

製作した小物

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 サイズが合わなくなった学生服や卒業して不要になった学用品を買い取り、定価の2割~3割ほどの価格で販売する同店。加古川市、高砂市の保育園から高校までの学生服や体操服、学校指定の帽子、体育館シューズなどを取りそろえる。

 同店では、新品のランドセルを購入することが経済的に難しい家庭にリユースランドセルを無償譲渡しているが、寄付されたランドセルの中にはリユースが難しいものがあるという。店主の喜多サユリさんは「このままの状態で譲渡できないのならキーホルダーなどの小物に形を変えてみよう」と思い、リメークオーダーを始めた。

 同オーダーの製作は、就労継続支援B型事業所「アステル」(加古川町)に依頼。同事業所では、ハンドメード雑貨、服飾雑貨を製作。事業所の一角にある雑貨店「アステル洋品店」で販売している。完成した商品は郵送か同洋品店での受け取りとなる。価格は8,800円。製作期間は4カ月程度。

 喜多さんは「商品はアステル洋品店での受け取りを希望してほしい。障害を持つ人が、一針一針、丁寧に製作している作業の様子を見てほしい。作った商品がお客さまに届く瞬間を見ることで利用者もやりがいを感じることができる」と話す。

 メモリーランドセルには、「眼鏡ケース」または「ペンケース」と、「パスケース」が各1個、または「パスケース4つ」のいずれかが付く。それぞれに、同洋品店がお任せで製作した小物が付く。

 喜多さんは「ランドセルはおじいちゃん・おばあちゃんが買ってくれたという方も多い。役目を終えたランドセルを眼鏡ケースにしてプレゼントするのもすてき」と話す。「状態が悪いものや古いランドセルはリメークできないので、まずは相談してほしい」とも。

 営業時間は10時~15時(予約制)。

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