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播磨町と警察が防犯寸劇 増加する特殊詐欺被害防止の啓発に一役

「警察官をかたる詐欺」をテーマに防犯寸劇

「警察官をかたる詐欺」をテーマに防犯寸劇

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 播磨町と兵庫県加古川警察署が1月9日、播磨町健康いきいきセンター(播磨町南大中1)で行われた民生委員児童委員新年例会で特殊詐欺をテーマとした防犯寸劇を披露した。

犯人役は警察官、被害者は民生委員児童委員が演じる

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 全国的に急増している特殊詐欺。同署管内(加古川市、稲美町、播磨町)でも昨年1月~11月末時点で50件、被害額は6,600万円に上るという。未然に特殊詐欺被害を防止しようと、同町と同署が合同で啓発劇を行うことにした。

 テーマは「自動音声ガイダンスを使った詐欺」と「警察官を語る詐欺」の2種類。「自動音声ガイダンスを使った詐欺」の寸劇では同署員2人が犯人役、同町危機管理課の職員が同役を担った。被害者役には民生委員児童委員が協力。総務省を語った自動音声で電話機のボタンを押すように誘導し、お金を振り込ませようとする詐欺状況を演じた。「警察官を語る詐欺」は口座情報が流出しているため、警察が預金を預かるという詐欺。いずれも同町危機管理課の職員がすんでのところで被害を防止した。

寸劇を見た民生委員児童委員は「同じような手口の詐欺電話を受けたことがある。よく再現されていて面白おかしく学べた」「播磨町でも特殊詐欺があるということを町民に伝えていきたい」などと話していた。

犯人役を演じた同署生活安全第1課の飯田広行巡査長は「自動音声ガイダンスの被害が増えているので、だまされないように気をつけて」と呼びかける。

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