加古川の民家を生かしたスペース「フレンドシップしおん」(加古川市尾上町口里)で4月1日、「子ども食堂 わんはーと加古川」がオープンする。
運営するのはNPO法人「ワンハート」。ゴスペルによる慰問活動を行うボランティアグループだ。同食堂の開設は、もともと子どもに関心の高かった同NPOの代表、藤田のりえさんの思いがきっかけという。
「テレビで子どもの貧困に関する現状、子ども食堂の存在を知り、自分にも何かできることはないかと考えた。グループのメンバーに声を掛けると『一緒にやろう』と言ってくれたことがきっかけ」と藤田さんは振り返る。現在、約20人の運営ボランティアが集まっている。
事前の3月26日には無料試食会が行われ、親子をはじめとした中学生や近隣住民など、約40人が同食堂の味を楽しんだ。食事は、ご飯、お汁、メーン1品、小鉢2品、果物(デザート)1品、本日のお楽しみ1品の計7品。今後も7品の提供は継続していくという。
スタートに向け、「安心して来られる場所にしていきたい。ぜひ一度来ていただければ」と藤田さんは呼び掛ける。
営業日は第1・3金曜で、時間は17時~20時。子どもは無料(要片付けと食器洗い)、大人はカンパ。問い合わせは藤田さん(TEL 090-3841-6017)まで。