加古川市加古川町の寺家町商店街で9月6日、工事中の防音パネルを活用した写真展が行われた。同商店街振興組合が毎月第1日曜日(1月・2月・8月を除く)に開いているイベント「西国街道寺家町 蚤(のみ)の市」の一環で、市民団体「すっきゃ加古川」とコラボした。
93回目を迎えた今回、同団体が加古川の情報誌制作で取材の際に撮影した加古川の写真から約60枚を厳選し、パネルにして展示した。
当日は小雨ながら、手作り雑貨店やマッサージ店、地元農産物を販売する店など約30店が出店しており、商店街の入り口に飾られた地元の写真に足を止める通行人の姿が見られた。写真は昭和初期のものを中心に、歴史的な建造物や開発される前の街の風景、話題の出来事などが中心だった。
同団体代表の衣笠仁浩さんは「写真を見てもらい雑誌の販売につなげたいと思い参加した。初めての試みだったが、次回以降も出店を検討したい」と話す。
過去には最大54店が参加したこともあるという同イベント。同商店街で衣料品店を経営しイベントを担当する立岩成晃さんは「加古川市外からも継続的に出店してくれる人もいて、出店者同士のつながりも生まれてきている。今後もさまざまな人に出店してもらい、少しずつ広げていきたい」と話す。
「蚤の市」への出店料は500円。加古川市内外を問わず、出店や販売することができる。申し込みは同商店街振興組合(TEL 079-422-3044)まで。